僕がFP嫌いな理由

こんにちは、たろちです。


今、5月27日の受験日に向けて、ファイナンシャルプランナー(以下FP)の勉強を継続しています。それなりに時間をかけてきたこともあり、合格までの目途が立ってきました。最後まで頑張らないと。


この合格に向けた試験対策として、明日は試験前日なのでFP試験の僕の理解が甘い部分について復習がてら書いていきたいと思います。



一方で、上記文章とは矛盾するように思われるかもしれませんが、僕はFPと言う職が好きではありません。


ならなんで勉強するのだ、と言うこととなりますが、それは、


興味



国家資格である


と言うことだけです。


今のところ、この試験を受けて、FPを目指すつもりもさらさらありません。しいて言うならば、僕の為に僕がFPになる、とか、僕の身の回りの人のためにFPになる、といった感じでしょうか?



では、ここから、僕がFPが嫌いな理由とFPを勉強する価値について書いていきたいと思います。




僕がFPが大嫌いな理由

1.人生設計と言う考えそのもの


FPとは、個人の金融面における人生設計を行う仕事、という意味だと理解しています。


しかし、この「人生設計」、ってなんでしょうか?


人生を設計する、と言いますが、人生は予測不可能です。予測不可能な中で、ある個人の人生設計をしてお金をもらってしまうなんて、んて無責任な仕事なんだと感じてしまいます。


もちろん、顧客があっての仕事ですから、それが顧客の望むことであれば良いのかもしれませんが。




2.お金がないとFPの顧客にはなれない


FPがFPの仕事をして儲けるためには、顧客からお金をもらわなければなりません。しかし、お金がない人が、FPにお金を落とすか、と言えばそんなことはないのではないかと思います。無料で働けばいい、ともいうつもりはありません。営利活動なので当然です。


そうなると、FPにお金を落とす余裕がある人が顧客になる、ということです。


お金が溜まってきて、不確実性な世の中で、自分が手に入れたお金をうまく生かして(運用して)生活をしたい。


そういったお金持ちのために、FPがいるように思います。うまく節税対策をして、相続・贈与を滞りなく行い、次の世代にお金をつないでいく。そのためFPに相談する、お金も落とす。


しかし、お金がない人こそFPの仕事は必要だと思います。いくら資金を貯めないといけない、とか、セーフティネットのなかでの税制優遇、とか、相談が必要なことは多々あります(ハローワーク等で説明される範囲なのかもしれませんが)


とは言っても、お金をもつ顧客があってのFPなので、お金がなければFPの顧客にはなれません。



3.FPができない仕事内容は多い


FP試験で習いますが、FPになってもできない仕事は多々あります。弁護士、税理士、社労士、保険販売員、金融系の資格、これらの中間的な存在としてFPの意義があるため、顧客の相談に軽く乗ることができるものの、ザックリいえば深い説明をしては法律違反となってしまいます。


そんな中途半端な存在であれば、いる価値はないのではないように思います。


弁護士+FP」「税理士+FP」のように組み合わせて活かされる仕事なので、これ単独で仕事にしようと言うのは甘いです。FPに相談する際はその人がどういった資格を持っているか確認したうえで相談するべきだと思います。


それならば、僕自身も資格取る意味はないのでは?


ごもっともです。



しかし、この資格を自分と自分の身の回りの人の為に取るとすれば、とてもいい資格になると思います。


なぜそう思うのか、以下にて説明していきます。


FPの勉強をする価値

1.お金に強くなり将来への不安が減る

僕は勉強するまではなんとなく、お金のことは難しいと感じていたのですが、これについて勉強して資格を取得しようとすると嫌でもわかるようになります。


今の僕にも関わりがある、税制について、どうすれば税控除が受けられるのかを理解できます。

また、なんとなく先の話だっと思っていた、年金、贈与、相続についても、どうすればいいのかがよくわかります。(年金はまだ理解しきれていませんが、、、)


例えば、遺書は書いた方がいいのか?その書き方は?と言った内容も試験範囲になります。これこそ、人が感じる不安の一つだと思うのですが、このFPの試験勉強の中で学ぶことができます。そして、学ぶと大したことがなかったりします。


勉強するだけで将来に感じていたなんとなくの不安はだいぶ減ります。


2.節税が気になるようになる


なんだか金持ちしかしていないように感じていた、『節税』が身近な存在になります。節税することで、自分の手元により多くのお金が残るようになるため、勉強する価値は間違いなくあります。


FP3級程度ではまだまだ知識不足感は否めないものの、何をすれば税控除が受けられ節税になるのか、「基礎のキ」くらいは理解ができます。



まとめ

僕がFPが嫌いな理由と、僕自身がFPを勉強する意味について書いてきました。


嫌いな理由については、不確実な世界で人生設計をするという考え、と、主に金持ちの為のFPの仕事、という2点です。


別な言い方をすれば、

お金がない人のためにFPが近視眼的なアドバイスをすることにはとても大きな価値があるのではないか

と思います。そのようにして働いているFPの方がいらっしゃれば、心から尊敬します。




一方で、僕自身としても嫌いな職だからこそ、よく理解した上で嫌いになりたい、と思いたち受験を決意したのですが、勉強すればするほど当事者意識が出てきて、「今仮に○○が起こったとしたら何をしたらいいのか?」とか、考えるようになってきます。


自分事としてFPについて学ぶことができる、と言う点でとても勉強しやすいです。


そのように考えると、どんな英語、国語等の小学校・中学校の必修科目の勉強にも匹敵するほどに価値があると思います。

必修科目にするべきなのではないか?とすら感じています。


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